徳島の 共建築設計事務所 の これまでのお仕事のうち特徴的なものをいくつかご紹介するページです。
こうして振り返ると二代に渡って、それぞれの時代で、設計手法も少しずつ変化していますが
その根本にあるものは 変わらず受け継いでいるように思います。
拙い写真と文章ですが 変わらぬ何かを読み取って頂ければ幸いです。

2013年2月3日日曜日

普通の家 -素型-

■普通の家 -素型-

初期のお仕事で、後に続く 「普通の家」の 原型・素型 に位置づけられます。
外壁を 「押し出し成型板・昭和電工ラムダ」の 「素地」で仕上げ塗装の吹き直しにかかる ランニングコストを抑えようとしています。
20年以上を経た今も、外壁は その姿を保っています。

住宅団地の入口にあたる角地。 けっこう人通りは多い。
騒音・視線を遮るための、スクリ-ンとしての外壁。
「ヘの字」形の形態からくる壁面は、意外性があり、 小住宅ゆえに単調になりがちの内外に、変化を与えている
これはローコスト住宅、高価な材料は使われていない。
だがユニークな空間と、たくましく住もうとする意欲がある。
そして、その裏には、住まい手の、住まいに対する ビジョンがある。
少ないモノでも豊かに暮らす。そんな生活をお望みの貴方に お奨めの1品です。



□ 後日談

    現在、この住まいは 当時の施工者によって引き取られ使用されている
    
    ここまで 住み継がれる 住まい・・  設計者として 嬉しく思う。
















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